日本古来のパターン模様である和柄の中でも、代表的な模様である千鳥格子をモチーフとした作品(wagara002)を「和柄グループ」に登録しました
本来の千鳥格子の縦横比に近い構図になるような角数を探して、今回は23角を選びました
最終的に、この骨格を選ぶ過程で、2回ほど大きな編集をしています
ひとつは、直線的な格子の一部を曲線に変えて、全体を柔らかなイメージに変えたところです
もう一つは、図形の中心を基点に捻りを入れているところです
コマのサンプルを作ってあるので、こちらをご覧ください
オリジナル(直線のみ)と、一部を曲線に変えただけ(捻りなし)のコマを使った図形も併せてご覧ください
ひとつひとつの千鳥が右上に引っ張られて、何となく縦長になっているような感じがしたので、捻りを加えて調整しました
もともとは、正方形を組み合わせた配置図を作って、個々の正方形の線分を変形させてコマを描画しているのですが、今回のように出来上がった全体のイメージが狙った通りにならない場合もよくあるので、結果を確かめながら試行錯誤を重ねています
今回の作品のコマは106個の節点を指定して描いていますが、基本となる図形の節点は14個で構成されているので、位置をずらしながら複製をつなげているので、作業的には大きな負荷はかかりませんでした
なお、106個のうち、60個の節点について前後両方向の方向線を設定しています
仕上げ
単純なモノトーンの格子柄にしたものがこちらです
茶系の格子縞で、さらに広がりを感じられるように明度を変えながら色を入れました
外周をアレンジした外枠も加えてあります
アレンジ
この作品のアレンジには、21角と22角の構図の作品を含んでいます