ハートをモチーフにした新作(ring002)を「リング型グループ」に登録しました
この作品では42角形の多角形を元に、頂点の位置を大小交互になるように編集し、21角形の複合型に変形しました
ハートのイメージがリング上で混みあわないように、若干シェイプを絞り込んであるので、「矢尻」に近い形になっています
コマの構造はシンプルで、『一筆書き』に仕上げ易いように、向きを交互に入れ替え、加えてメリハリをつけるために大きさを変えてあります
リング型は個々の図形のイメージをそのまま表現したい場合が多く(この場合は「ハート」)、そのためにコマ同士の接触をあえて避けるようにして、コマが意図を持てるように仕上げています
コマの複製
基本図形が描けたら、大小のハートの配置が逆になるようなコマを新たに作り、2重の環になるように、最初のコマの内側に配置します
この時、4つの大きさのハートは相似形になるように注意して編集しています
最初のコマの構図は、ハートを2つ向きを変えてつなげた形になっています
節点は11個(2個は重複)、このうち6個に両方向の方向線を指定しています
2つ目のコマは節点の位置を調整するだけなので、ほぼ複写に近い工程で作成することが出来ます
具体的に方向線のイマージを描いたものがこちらの青線です
青線の両端が方向点です
こうして仕上げたものが、今回の作品の骨格になります
仕上げ
外側の図形の外周をアレンジしたものを外枠として加え、まずは単純なモノトーンの格子柄からイメージを膨らませていきました
色入れ
モノトーンの白に三色の色を入れただけのものがこちらです
これはこれで面白いのですが、ハートのコンセプトが弱いので、外側と内側の間の格子の黒を抜き、色も追加して完成です
外枠に薄いグレーを塗り、図形の線も同じ色にして、サポート線が消えるようにしてあります