作画の工程と出来上がりのイメージは和柄に近い作品ですが、基本の構図が単純なのでその他のグループとして掲載しました
円を交互に重ねながら等間隔に広げただけなのですが、個々の図柄はイチョウの葉を、また全体は牡丹のような花を思い浮かべながら構図を調整しました
原型となる骨格は17角形の多角形の各頂角に円を配置し、中心に向かって位置を頂角の半分ずつずらしながら交互に重ねていきました
コマの描き方は何通りかあると思うのですが、中心のスペースの大きさが、個々の円の扁平率によって変わってくるので、中心から外側に向かう放射線上にコマをつなげる方法をとり、重ねる層の数を調整し易くしてあります
扁平率を変えたサンプルを作ったので、全体のイメージの変わり具合も見てください
角数が偶数の場合
今回のコマは頂角2つ分の範囲をカバーし、コマからコマへのシフトは2角分になるので、偶数の角数では狙い通りの図形を描くことが出来ません
偶数の場合には、次の様なコマを使います
2つの頂角をカバーしているので、交互に大きさを変えたアレンジもできるようになります
完成した骨格にモノトーンの色を入れたものがこちらです
仕上げ
白を挟んで3色の色を入れ、外枠を含む格子線にはスケルトンの枠を上から重ねてみました
アレンジ
アレンジとして2つのスケルトンを作ってみましたが、この他にも、少し趣向を変えたアレンジをしてみたので、バリエーションのページもご覧になってください
バリエーションはこちらです