■ふたりの日記帳

2020年11月

索引

「新しい家族」と出会いました(2020/11/5)

「はんはん」との別れは、時間とともに思い出へと昇華していくのかと思っていましたが、半年経っても癒えることなく、寂しさは募るばかりでした

「はんはん」が帰ってくることを願う日々が続く中、縁あって新しい家族と出会うことが出来ました

保護猫の兄弟を迎えることになったのです

保護してくださったのは、私の実家のある群馬県に住まわれている方で、地域の猫たちにとても深い愛情を注がれており、子猫たちの里親を探していらっしゃったところでした

この方の知り合いのお蕎麦屋さんが店内に里親募集の案内を張り出したその日に、たまたま夕食を食べに寄ったのが、この出会いの始まりでした

お話をいただいてから1カ月後の今日、4時間のドライブを経て、横浜に新しい家族を迎え入れました

まだ、月齢で3ヶ月に満たない子猫にとって、長距離の移動がどれほど不安で、ストレスのたまることかと心配していたのですが、無事帰ってくることが出来ました
道中、ご飯も食べ、お水も飲み、うんちまでしたので、思っていたほど負担にはならなかったようです

まだ落ち着いたとは言えない状況ですが、近況の動画をアップします

そうなんです
新しい家族はふたりの黒猫兄弟です

「新しい家族」は、「はっち」と「はんじ」(2020/11/7)

新しい家族を迎えられることが出来たら、名前には「はんはん」の「は」の字をつけてあげたいと思っていました

「はんはん」の優しさを忘れることがないように、柔らかい声色の名前で呼びたかったからです

なかなか決めることが出来ず、しばらくは「1号」、「2号」と呼びながら、あれやこれやと考えていました

迎える子のお話をいただいたとき、最初はひとりだったので、八月生まれに因んで「はづき」にしようと思っていたのですが、お迎えの前日、急遽もうひとり増えたので、ふたりを同じトーンで呼べるように名前を揃えることにしました

勝手に女の子と思い込んでいたので、兄弟に似合うようにもしなければと思い悩み…
はん次郎、はん太郎、はん乃介、はん三…

そうこうしているうちに、「はっち」の目の様子がちょっとおかしくなって、病院で診てもらうことになり、カルテに登録する名前を決めなければならなくなりました

この時の最有力候補で、八月に因んだ「はっち」を1号に、「はんはん」に似ている方の2号に「はん次」あらため「はんじ」と命名しました

因みに、「はっち」の目は軽い炎症を起こしていたので、点眼薬と内服薬をいただいて治療にあたっています
薬は大丈夫なのですが、カラーが嫌で嫌でたまらない様子です

「はんじ」も「はっち」を心配している様子を見せるのですが、お庭にも興味深々です

ふたりの”じゃれ合い”はドクターストップ中なので、しばらく一人遊び…さびしそうです

「はんじ」は、ちょっとビビりなしっかり屋(2020/11/10)

ふたりには、まだ他に4人のきょうだいがいます
8月に近所で生まれてから、一家でご飯を食べに引っ越して来たそうなのですが、子供たちはみんな警戒心が強く、近寄ることはできなかったそうです

里親募集を始めたときはまだ「保護予定」で、ようやく最初の子を保護できるまで1カ月が経っていました

寒さの厳しくなったある日、お母さんと一緒に、ふたりでご飯を食べに来た「はっち」が、初めて足元にすり寄って来たそうなのです

こうして、まず「はっち」を保護することが出来ました
10月30日のことでした

連絡を頂いて、お迎えの日を連休後の11月5日にしました
それまで、温かい部屋でお腹いっぱいご飯をもらって、トイレも一度で覚えたそうです

お迎えの日の前日、それまできょうだいでご飯を食べに来ていた「はんじ」が、珍しくお母さんとふたりだけで来たそうです
しかも、近くに寄っても逃げなかったというのですから、お母さんが連れてきたとしか思えませんね

こうして、急遽「はんじ」もお迎えすることになったのです

ふたりの見分け方

見た目はそっくりで、大きさも変わらないのですが、しっぽが目印です

「はっち」のしっぽはライオンのように先がフサフサになってます
もしかしたら、お腹にはブラックスモークが入っているかもしれません

今はカラーが目印で間違えようがありませんが…

「はんじ」のしっぽは先細り
毛色も真っ黒のようです

「はんじ」は、ある日突然家族と別れて、見知らぬ土地に来てまだ1週間もたっていません

「はっち」と比べて警戒心がつよく、人慣れするのに時間がかかりそうなのですが、「はっち」の所作を見て、ひとつひとつ、トイレやおもちゃを覚えている様子が何とも微笑ましいです

無理をせず、「はっち」を思いやる優しさもあり、賢い子のような気がします

そんな「はんじ」が、昨日になってようやく(一瞬ですが)触らせてくれました
いやいやだったでしょうが、抱っこもさせてくれました

そして、そして、今日、お膝もデビューしました

昨日、「こうめ」ちゃんが天国に旅立ちました(2020/11/12)

「こうめ」ちゃんは、横浜の馬車道にある猫カフェで暮らしていた女の子です

「はんはん」のいない寂しさと、いろいろな切ない気持ちを、小さな瞳で一生懸命励ましてくれた女の子です

昨日は、「はんはん」の6度目の月命日でした
「こうめ」ちゃんの最後の命の灯を消した病も、「はんはん」と同じリンパ腫だったそうです

でも、「こうめ」ちゃんはまだ1歳半という若さで生涯を終えました

もっと、たくさん遊んで、楽しい時間を過ごしたかっただろうと思うと、何もできなかった悔しさに胸が苦しくなります

同時に、今こうして新しい家族を迎えることが出来たのも、「こうめ」ちゃん達のおかげだと心から感謝しています

もう猫たちとは暮らせないかなと思っていた私たちの背中を押して、小さな命についてもう一度考える機会をくれた「こうめ」ちゃんに、ありがとうの気持ちを捧げたいと思います

今日、ちょっと落ち込んでいた私に「はんじ」が寄り添ってくれました
横になった私のお腹の上でスヤスヤ眠る姿が「はんはん」そっくりでビックリです

親バカの私には、「はんじ」の寝息がこう語っているように聞こえました

「こうめ」ちゃんは、「はんはん」が一緒に遊んでくれているから大丈夫だよ、と

【追記(2020/11/16)】
「こうめ」ちゃんと一緒に暮らしていた同い年の「颯(いぶき)」君も後を追うようにして天国へと旅立ったそうです
同じリンパ腫を患い、闘病を続けていたのですが、発症してからわずかな間に逝ってしまいました

初めて会った時から人懐っこく、すぐに膝や肩に乗ってくるやんちゃな甘えん坊で、病気を抱えていることなど微塵も見せなかったのに、もう会えなくなってしまいました

ふたりの健気さにどれほど癒されたことか…
どうか、天国で楽しく暮らせることを祈っています

「はっち」はアグレッシブでやんちゃなチャレンジャー(2020/11/14)

昨日、病院で「はっち」の診察を受けてきました
経過良好で、投薬終了、ようやくカラーを外すことが出来ました

「はんじ」とのセパレーションも終了となったので、念願の「狩りごっこ」の再開です
帰宅後、ご飯を食べてエネルギー充填、いざ出陣!

追いかけっこ、つかみ合い、キック…
どこにこれだけの体力があるのか不思議なくらい、延々と続きます

また病院に舞い戻らないか心配でしょうがないのですが、教えに従ってひたすら見守りました
・狩る役と狩られる役を交互に変えています
・来たばかりの時にしていた、マウンティングをやらなくなりました
(マウンティングは必ず「はんじ」が上になっていたので、既に力関係がはっきりしたのでしょうか)

「はんじ」の体重が約1キロに対して、「はっち」は少し軽めの0.9キロ弱なのですが、動き回るふたりの姿に体重差は感じられません

「はっち」は、治療中ひとりでケージにいることが多かったので、自由時間になると全力で部屋の中を駆け回っていました(“暴走特急”と呼んでいました)

その間は「はんじ」が交代でケージに入っていたのですが、どちらもケージのネットを引っ掻いて「出してー、出せー、ふたりで遊ばせろー」と暴れていたのが心苦しかったので、解放できてホッとしています

自由に動けるようになると、ふたりの性格の違いも見えてきました
ちょっと高いところに飛び上がるとき、「はっち」は”やってみてから考える”タイプのようで、まず飛びついて、ぶら下がってから這い上がります

一方、「はんじ」は全方位から周到に状況を見定めて”大丈夫”と判断してから挑みます

「はっち」はきょうだいの中でも最初からお母さんと一緒にご飯を食べに来ていたそうなのですが、一番小さい「はっち」にお母さんが一番の愛情を注いでいたのでしょう
その愛情が、「はっち」の警戒モードを緩やかなものにしてくれたのだと思います

何事にもアグレッシブで、好奇心旺盛、それでも我慢強い、それが「はっち」のようです

昨夜、運動会が終わった後、ふたりは仲良くお休みタイム
真ん中でモゾモゾしている黒いのがふたりです

病院に出かける前、しばしお休み中の「はんじ」

「はっち」と「はんじ」は仲の良い兄弟でした(2020/11/15)

ふたりが「狩りごっこ」を始めたときは、ふたりを一緒にして大丈夫なのかちょっと不安になりましたが、回数を重ねながら手加減を覚えていっているようです

一緒に寝たり、お水を飲んだり
たぶん、「はんじ」がお兄さんなのかな?

「はっち」は「はんじ」のしっぽがお気に入り
「なんでこんなに細くて長いの?」

なかなかピントの合った写真が撮れません(2020/11/18)

「はんはん」の撮影にも苦労したのですが、黒猫の写真を撮るのは難しいです

瞳が開いていた方が表情が優しくなるので、光が差し込まない中で撮るようにすると、シャッタースピードが遅くなるので、今度は手振れとの戦いです

動画でとっても、カメラが背景と混同していること多々あり

それでも、ふたりの記録をたくさん残しておきたいので頑張ります

「はんじ」が優しそうに「はっち」の顔を舐めています
一生懸命になりすぎて耳が裏返ってしまいました

「はんじ」に比べると、ちょっと小さ目だった「はっち」の体重が、ようやく1キロになりました

ガオーッ

子猫は1日20時間寝ると云われていますが…(2020/11/19)

こんな格好で体が痛くならないものだと感心します

食べて遊んで、よく寝ます

「はっち」も「はんじ」も順調に大きくなっています
そして、今日も仲良しです

子猫は何でもおもちゃにしちゃいます(2020/11/21)

歯ブラシの代わりにと、綿のロープを編んであげました
噛むと云うより、ふたりで綱引きを始めました

遊び疲れた後は仲良くグルーミング
カメラ目線?

毎日見ているとよく分からなかったのですが、2週間でだいぶ大きくなりました
そのうち、ふたりでは入りきらなくなりそうです

遊び疲れたらスヤスヤ

「はっち」は、くろキジ?(2020/11/23)

光の加減で見えたり見えなかったりしていた「はっち」のブラックスモーク疑惑がおぼろげながら判明しそうです

明るさとコントラストを調整しているので、実際にはこれほどはっきりとは見えないのですが…
真っ黒だと思っていたのですが、これもまた楽しみです

巨人ファン?

ところで、ふたりは野球ファンかもしれません
テレビのスポーツニュースに大興奮です

リビングから脱走しました(2020/11/24)

ある程度体が大きくなるまでは、階段の上り下り(特に下り)は危ないと思っていたので、我が家に来てから3週間、リビングだけがふたりの生活空間でした
時々、日光浴のために2階の窓辺に連れて行ってはいたのですが、興味より不安の方が大きかったようで長居をすることはありませんでした

ただ、日に日に知恵と体力と好奇心が増し、リビングのドアの向こうの世界が気になって仕方ない様子でした

出入りには注意していたのですが、隙を見て脱走を企てること数回、ついに自力で2階を縄張りに加えることに成功しました

既に、ソファの背もたれやケージの上から平気で飛び降りていたので、高さ自体は問題ないのでしょうが、勢い余って階段を転げ落ちることが心配だったので用心していたのに、心配無用とばかりに新しい遊び場で「鬼ごっこ」を繰り広げています

ひとしきり遊んだ後は仲良くお休みタイム

スリッパも遊び道具

ふたりは、そろそろ月齢で4ヶ月、少し顔つきも大人っぽくなった気がします
でも見上げてくる顔は、まだ子供ですね

一緒に寝るのも子猫のうちだけなのでしょうか?

昼はほとんど2階で暮らしています(2020/11/26)

動くものに目がないです(定番ですね)

日向も好きみたいです

ホントに仲良しです

おやすみなさい

日向が似合う二人です(2020/11/28)

窓の向こうに生まれた故郷を見ているのかも知れません

大きくなって、じゃれ合う中にも優しさを感じるようになりました

朝の冷え込みもふたり一緒なら気にしません(2020/11/30)

ご飯もトイレも寝るのも一緒
だいたい、まず「はっち」が先で「はんじ」が合わせている感じです

「はんじ」が1.5キロ、「はっち」も1.4キロくらいになりました
よく食べ、よく寝て、日に日に大きくなっています

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